年棒が高いスポーツ、野球。メジャーリーガーの驚くべき契約。

野球

年棒が高いスポーツの1つに野球が挙げられます。2015年シーズンのメジャーリーグの平均年棒は395万2252ドルで、当時の日本円のレートにしておよそ4億8千万円になります。

なぜ年棒が高いスポーツとなったか、それはやはり収益の増加にあります。MLBの2015年の全体収益は95億ドル(約1兆1450億円)にも登り、ベースボール人気の低下が叫ばれるアメリカの風潮とは裏腹に、前年から5億ドルもの増収を実現しています。

日本では田中将大選手やアレックス・ロドリゲス選手の存在で知られ、おそらく世界一有名なプロ野球チームであるニューヨーク・ヤンキースは、テレビの放映権料の総計で77億ドル(9300億円)もあります。

またオンラインサービスの充実も収益の増加に貢献しました。年間2000試合以上行われる競技が莫大な広告収入を生み出すのは自明です。

こうした中で、2015シーズンオフにボストン・レッドソックスがデビッド・プライス選手と7年2億1700万ドル(約261億円)もの大型契約を結びました。年間33試合に先発登板するプライス選手は、単純計算で1試合に1億円以上貰う計算になります。

この年棒の高騰はサラリーキャップ制度がないMLB故に起きた現象であります。